日日是好日

よく生きている

君だけがいない街

この仕事は答えを与えることではなく、 答えを見つけさせることだよ、と。 傾聴という基本のなかの基本こそが 本質なのだと教えられた勤務二日目 今のところトイレに行きたがる犬を 外に出す時間が一番楽しい とある病院の相談員として就職した 右も左も上も…

モラトリアムに乾杯

バイクで日本一周を目指す二十歳の青年は まっすぐな字で日記を綴っていた 宇野のドミトリーで出会った大学生だ 「二十歳のとき何してましたか?」 と聞かれたけれど本当に何していたのかすぐ答えられず 馬鹿していたよ、なんて茶化してしまった 本当は私は…

週末を待ちくたびれて

『週末を待ちくたびれて いつか笑えますように』 この歌詞のことを きっと週末に好きな人に会えるから それを楽しみに平日を生きるなんて 幸せな情景を思っていたけれど 今感じるのは、 まだそのいつかが来ていない日々を生きていて いつか週末を待ちわびる…

焼け野が原

もう一緒にいるのはやめにしたいと 一番硬い本心が剥がれ落ちた時に ピンク色にむき出しになった皮膚は とてもあたたかくてあまりに柔らかくて 抱き合ったら潰れてしまいそうだった どうして、 どうしたら、 なんて言葉は出てこない ただそこにあるのは事実…

俺、エモい?俺エモい?ねえ

造られたエモが云々と、 ネタ構文になるほどの言われがあるけれど 私も10代の時は惹かれてたかもなぁ、いや そもそも幼少期からレトロに憧れを抱いていたのを思い出した みろくの里という福山にあるテーマパークに 昭和30年代を再現した【いつか来た道】とい…

そんなんやっぱ忘れさせて

大切な文書はちっとも手は動かないけど 誰かを想って自分を見つめた時には 嗚咽するように言葉が漏れていくね 昨日はどんな日でしたか。 私はそれなりに頑張れないこともあったり 頑張れるときもあったりします あの人は、いつか私を愛していたあの人は この…

夜勤明け

近所に新しくオープンした居酒屋が ランチ半額セールをしていたので 二人前頼んだらオペレーターが戸惑っていた。 私はきっと悪いことはしていないはず。 自分の行いを顧みては 今日の自分がなにを生産したか考える。 洗濯物を畳んだし 排水溝も掃除した。 …

淋しき我ら

いま空が絶対綺麗だから見に行こうって 明け方5時過ぎにそう言うあなたに 私は少し呆れていたけれど 突拍子もなく世界を広げてくれるあなたに これからもずっとついて行きたくなった。 感情が溢れて止まらないことがある。 取り戻そうと必死になって 子供の…

Pascal

やっぱり 何度考えても私の選択は間違ってないと思う 慢性的な不足感は これから先も満たされることはない 優しさと無関心は違う 自分がかわいいだけだったね私たち 選択というものは常に自分勝手でないと 自分にとって最良の未来は手に入らない 人生に他の…

DRIVE MY CAR

静かな映画だった。 映画の静けさは無駄が無いということで、 カット一つ一つがすっと胸に入り込む。 三時間という長時間は感じさせられず、 終始胸がざわついていた。 トンネルに入りトンネルを抜けたら光が差し、 それでもまたトンネルに入ってしまう。 そ…

しおり

ブログを開いたから ちょっと綴ってみる。 やっぱり久しぶりになっちゃったし。 タイトルの「しおり」は 今日自転車に乗りながら聴いていた曲だけど あらためたとしても非常に良い曲で これを作った時の彼はきっと今の私と同じくらいの年代だったんだろう 大…

いつかの私が思い描いていたような 幸せは私の手のなかに。 それなのにどうしてこんなに、つらい。 どうして私は頑張れない。 この感情に塗る薬はあるのか。 昔から手を動かす事が上手く出来なかった。 『普通』になろうとずっと足掻いてきた。 その度失敗し…

幸福な朝食

5月はもうすぐ終わる。 誰かの目が届く場所だと 格好をつけてしまうから それが気分悪くてここに吐露をする。 誰も見てないだろうし誰かが今後見るかもしれない、此処。 心の底から大事にしたいと思える 本当に好きな人が出来た。 その人は私には勿体ないほ…

東京うわの空

私は今 半裸でこの文章を書いている。 正確に言えば運動時の格好だから そんなにいやらしいものでは無いのだけど まぁそんなことはどうでも良くて この頃の私はなにもしてない 自己嫌悪するくらいなにもしてない。 学校に電話して相談することがある。 そん…

おでんがたべたい

春めいた日向を歩くと 幸福感を抱かずにはいられないけど やっぱり冬を惜しんでみたい。 来週、再来週にはおでんを仕込んで クリームシチューも作っちゃおうかな。 勝手にセンチに浸らせてくれる季節も しばらくお別れになるから。 着々と退職まで時間が進む…

25歳

今日はいつもより 電車に乗っている時間が長く感じる。 ゆったりと会社に向かう。 もうすっかりかつての熱意はない。 早く早くと日々を過ごすのは 非常にもったいない事だ。 25歳になった今日。 どんな目標を立てようか でも24の時の目標は忘れてしまったな…

頑張れ

この頃のことを吐露すると全部が不平不満 ネガティブな事ばかりになってしまう。 10月になって何も上手くいかず、 本気で仕事を辞めたいと思った。 同じ仕事の先輩方に話を聞いてもらえて 同調してもらえることで、紛れた。 でも本当はすぐにでも投げ出して…

秋になる

秋の匂いがしてきた。 風がヒンヤリとして、胸がきゅうとなる。 私はこの空気がたまらなく好きだ。 毎年言ってる気がするけれど。 どんな落ち込んでても現状が釈然としなくても 気候の変化を楽しみそんな事にときめくことの出来る 自分はしあわせな生き物だ…

決意表明的な

いつか、私の理解者である友達Yちゃんが言ってくれたこと。 > あなたは芯の部分以外は柔らかくて吸収力が高いから、触れるものの純度、質感、及びものと触れる回数が多ければ多いほどいい。だから旅や移住が頻繁に伴う放浪の人生は、あなたの魂にとって無く…

23時

23時。電車に乗ってる私は 帰宅ではなく、出勤である。 そりゃあ9割の人間は辞めるなあ、とつくづく思う。 ただ辞めたいとは思わない。 なんとなくだけどなりたい自分がいて、 石の上にも三年というか、 とにかく続けなきゃという使命感。 もちろんそれだけ…

ちゃんと

あの日のあの人の泣きそうな声に。 伝えようと喉を潰したあの声に。 私はもう何年も恋している。 なんてロマンチックなことなら すらすらと書けるのに 日常のことは筆が進まない。 もう1ヶ月近く休みはなくて さすがに辛い気持ちはあるけれど 不思議と嫌では…

にょきにょき

豆苗の成長に驚いている。 暖かくなったらにょきにょき生えた。 私が部屋の中に篭っていても 時間はきっちり流れている。 豆苗は冷蔵庫に余ってた人参と一緒に 豚肉の小間切れで巻いて、焼いて食べた。 非常に美味しかった。 明日には掃除機かけて ここ掃除…

緑を育てる

豆苗を育て始めた。 名前はまだない。 植物を育てることは好きだ。 虫が嫌いで花にも興味なかった私だけれど オーストラリアでガーデニングの仕事をたまたまする機会があった。 さんさんと明るい日差しが降り注ぐ中で 汗を流しながら植物のお世話をした。 虫…

料理のはなし

こんなご時世だから この土日は手のかかる料理がしたくて でかい豚バラブロックを買って角煮に挑戦してみて。 コーラで煮込むまでは上手くいってたけど いざ煮汁で煮込んだ時にスマブラに熱中しちゃったものだから、 案の定焦げた。 見た目はさながら銀魂の…

私がダサいという話

私はダサい。 今日の服装なんて自他ともに認めるダサさがある。 ユニクロで買ったショルダーがとにかくダサい。 業務上の機能性だけを優先して買った 最高のショルダーバッグだ。 そしてズボンが汚れててダサい。 ちぐはぐな白いスニーカーも汚れてる。 それ…

じわり

じわりじわりと こぼしたコーヒーがラグに滲むように 日常が変わっていっている。 とめどなく染まっていく。 ゆっくり沈んでいくように。 それを受け入れなければならない。 けして心地よくもないけれど 息が詰まるようでもない。 胸がざわざわとするけれど …

おやすみ

ときめいたり、期待したり。 求めてる言葉を貰えたり、貰い過ぎたり。 人を傷つけたり裏切ったり。 恋とか愛とかいう概念は いつも人を苦しませるよね。 それ以外考えられなくなるくらい 胸を捉えて離れられなくてもがいて。 なんて、 こんなことを悠長に考…

オレンジ色のバラ

先日友人から 花を1輪貰った。 オレンジ色の薔薇。 『友情』の意味があるらしい。 ちょうど台南で買ってきたばかりの 青い瓶に活けることが出来た。 少し花びらが落ち込んできた頃に ドライフラワーの作り方を調べてみた。 なるほど、出来るだけ元気なうちに…

フコウ自慢

不幸自慢はやめましょう。 昔いじめられててさ〜 家族が崩壊しててさ〜 左手首切っちゃってさ〜 正直ダサい。 大事な友達であればもちろん同情する。 でも浅い仲でそれはすべきでない。 反応に非常に困る。 フォローフォロワー0のTwitterにでも書いててくれ…

五目湯麺定食750円

日曜の昼。遅く起きた時は食べに出る。 駅前の中国人(?)夫婦が営む中華屋さんがお気に入り。 全定食750円でご飯おかわり自由、サラダに杏仁まで付いてくる。なんてうれしいの。 私は“麻婆豆腐麺”という文字をみると “麻婆豆腐麺”以外を頼めなくなる病を患っ…