近所に新しくオープンした居酒屋が
ランチ半額セールをしていたので
二人前頼んだらオペレーターが戸惑っていた。
私はきっと悪いことはしていないはず。
自分の行いを顧みては
今日の自分がなにを生産したか考える。
洗濯物を畳んだし
排水溝も掃除した。
使ったフライパンも洗った。
メルカリも何点か出した。
上出来ではないだろうか。
サレ妻、毒親、ご近所噂系の
なんの生産性もない他人の愚痴漫画の
無料開放分を延々と読んだ事を差し引いても。
いつか自分が不慮の事故にあった時のこと
時折考えて、スマホの中を整理してみる。
きっとかつては私の知り合いだった人。
今はもう知り合いだったかもわからない人。
私が断捨離したところで
その人の今日は何一つ変わりはしない。
あぁ
赤ちゃん、
男の子か女の子かも分からない
ヘッダーの中で眠るふくふくした赤ちゃん、
君はパパのお腹のうえで桜吹雪の招き猫に
あやされ愛らしく笑うのだろうか。
早く私もそっちに行きたい。
私も心から笑ってみたい。
誰かを疎まず自分を見つめて
私のことを許せるようになりたい。
ふくふくした赤ちゃん、
いつか私のことも
許してくれるだろうか。
